インソール製作

足には重要なアーチ、縦アーチ(土踏まず)と横アーチがあります。
これらが足を地面からの衝撃を分散させ、保護してくれています。
このアーチが低下してしますと地面からの衝撃をほかの箇所で補おうとして色々な関節等に負荷がかかります。
それにより疲れやすくなったり、タコ・魚の目ができやすくなったり、足以外でも膝、腰、肩にまで影響が及ぶことがあります。
それだけ足のバランスが崩れることは全身へも影響するのです。
足に合った適切なインソールを作ることで、靴の中でバランスのとれた足の形を再現することができ、心地よい歩行を支援します。

インソールの特徴

POINT1:吸湿性に富んだカバー
POINT2:縦アーチを矯正・サポート
POINT3:横アーチを矯正・サポート
POINT4:さまざまな硬さの素材を使い、足を安定させ圧を吸収
POINT5:踵を包み、足を安定させる
POINT6:タコ・魚の目など特定の箇所への対応が可能

製作工程

STEP1:足の計測

フットプリント*を使用して足の輪郭や足裏にかかっている圧の分布を調べます。
色が濃くなっている箇所ほど圧が集中していることになります。
*フットプリント:裏面にインクを塗ったゴムシートの上に立つことによって、紙に足跡を転写します。
転写されたインクの濃淡により、足裏にかかっている圧力差を読み取ることができます。

STEP2:足の採型

トリットシャウムというスポンジ状の特殊な道具に足を沈み込ませ、足の三次元的形状を写し取ります。
これにより、平面ではわからない縦アーチや横アーチの形状、踵の傾きなどを読み取ることができます。

STEP3:足の観察(視診・問診・触診)

足の状態や各足の関節の動き具合、足全体の形状、ボリュームを観察します。
また、靴や歩き方のチェックも行います。

STEP4:材料の選択

院内で得られたデータを工房に持ち帰り、製作が始まります。
まずはそのデータから患者様に使用する適切な材料を選択します。

STEP5:CAD/CAMによる設計と削り出し

患者様の足情報をコンピューター(CAD)に入力することで効率的な圧分散、安定性、支持性が計算されます。
このデータをもとにマシン(CAM)による削り出しが行われます。

STEP6:技術者による微調整

直接患者様から聞いた主訴等を考慮した微調整が行われます。
最終的なフィッティングに影響する箇所であり、技術者の腕の見せ所です。

STEP7:フィッティングチェックと納品

納品日に実際に患者様にお履き頂き、フィッティングチェックをし、納品となります。

インソールのアレンジ

ポイントクッション:

部分的な痛みに対して、インソールの該当部をえぐり、クッションを埋め込むことで除圧します。
体重がかかった時にも、柔らかいクッションが該当部への圧力を分散し、保護します。
タコ・魚の目、踵骨棘、足底腱膜炎といった部分的に圧が高い、痛みがある方に有効です。

外側ウェッジ/内側ウェッジ:

インソール底面の外側/内側から楔状に素材を積み上げ、一方に対して高さをつけます。
これによりX脚やO脚といった変形によって崩れたバランスを戻します。
外反足、内反足、変形性膝関節症といった内外のバランス調整に有効です。