オーダーシューズ製作

オーダーシューズ製作

オーダーシューズというと高価なイメージがありますが、一言でオーダーシューズと言っても色々な種類があり、決められたデザインの中から好きな組み合わせを選ぶことのできるパターンオーダーと木型から全て製作するフルオーダーでは値段にかなりの差があります。
パターンオーダーの場合も、職人または知識を持った販売員が足のサイズを計測し、在庫している木型の中から一番合った木型で製作するため、満足度の高いフィッティングを得ることが可能です。
しかし、これはあくまで在庫してある木型によります。
足に何らかの変形があり、通常の木型では足に合わない場合、木型からオーダーメイドで製作するか、通常木型を修正して足に合わせるという2種類の方法があります。
前者を特殊靴、後者を整形靴と呼びます。
特殊靴、整形靴は整形外科医の処方によって保険適用となるケースもあります。
足に目立った変形、疾患がない場合はパターンオーダーで満足していただけることもありますが、もし何らかの気になる変形、疾患がある場合は特殊靴、整形靴をご検討ください。

オーダーシューズの特徴

POINT

オーダーシューズの特徴

  1. 計測値から足に合った木型を製作
  2. 仮合わせでフィッティングチェック
  3. 足の状況を考慮したアッパー製作
  4. オーダーインソールによる足のクッション性、機能サポート
  5. 歩行を助けるロッカーバー
  6. 修理によって長期間のご使用が可能

製作工程

STEP1:足の計測

足の計測

フットプリント*を使用して足の輪郭や足裏にかかっている圧の分布を調べます。
色が濃くなっている箇所ほど圧が集中していることになります。
*フットプリント:裏面にインクを塗ったゴムシートの上に立つことによって、紙に足跡を転写します。
転写されたインクの濃淡により、足裏にかかっている圧力差を読み取ることができます。

STEP2:足の採型

足の採型

トリットシャウムというスポンジ状の特殊な道具に足を沈み込ませ、足の三次元的形状を写し取ります。
これにより、平面ではわからない縦アーチや横アーチの形状、踵の傾きなどを読み取ることができます。

STEP3:足の観察(視診・問診・触診)

足の観察(視診・問診・触診)

足の状態や各足の関節の動き具合、足全体の形状、ボリュームを観察します。
また、靴や歩き方のチェックも行います。

STEP4-A:靴選び ※整形靴の場合

靴選び

サンプルの靴で試着を行い、本来の足型に最も近いデザイン・サイズの靴を選びます。
その靴の木型をベースに木型を修正します。

STEP4-B:採型 ※特殊靴の場合

採型

石膏包帯を使用して足型を採ります。
その石膏型に特殊な樹脂を流し入れ固まると足型が出来上がります。
そのままではただの足のコピーですので、それをベースに熟練の技術者が木型へと整形します。
靴のフィッティングの良し悪しのほとんどはここで決まります。

STEP5:仮合わせ

仮合わせ

プラスチックでできた仮の靴を試着していただき、足の当たり具合を調べます。
この作業によって得られた情報をもとに木型をより良い姿へ修正します。

STEP6:アッパー製作

アッパー製作

患者様の要望と足の状態にあったアッパーをご提案し、仕上げます。

STEP7:つり込み

つり込み

アッパーを木型に沿わせ固定します。
この段階で2次元的なアッパーから3次元の靴の形が見えてきます。

STEP8:底付け

底付け

つり込みまで終わった靴に各種底材を貼り付けていきます。
あとは仕上げによる微調整で完成です。

STEP9:フィッティングチェックと納品

フィッティングチェックと納品

納品日に実際患者様にお履き頂き、フィッティングチェックをし、納品となります。

オーダーシューズのアレンジ

インソール:

インソール

特殊靴の場合はセットで、整形靴の場合は別途お作りいたします。
インソールの詳しい製作方法は「インソール製作」のページまで。

ロッカーバー:

ロッカーバー

前足部からつま先にかけて靴底を船底のような緩やかなカーブを描くように加工します。
これによって通常の靴底に比べ、靴自体がコロンと前に進んでくれるので、より踏み返しがしやすくなります。
関節の保護、足裏にかかる圧力軽減に有効です。

バタフライロッカーバー:

バタフライロッカーバー

前述のロッカーバーに、部分的なクッションを追加することによって、さらにクッション性を高めることができます。
強剛母指、重度な開帳足など、足底の一部に過度な圧力がかかっている方に有効です。