治療方法

下肢静脈瘤の治療方法

(1)弾性ストッキング

下肢静脈瘤 弾性ストッキング

下肢の「重い、だるい、疲れやすい、むくみやすい、こむら返りがおきやすい」などの症状を緩和する上で、とても有効で、安全な治療方法です。
朝はいて、夜寝るときははずしてください。
シリコンやナイロン(化繊)にかぶれてしまう場合があるので、注意してください。
また、ストッキングを着用している間は効果がありますが、毎日続けていても、下肢静脈瘤が治っていくわけではありません。

(2)硬化療法

静脈瘤に直接注射をして、薬(硬化剤)を注入し、静脈瘤を固めて治す治療です。
あくまでも補助的な治療であり、この治療法だけですべての静脈瘤を治すことは困難と言えます。
特殊な静脈瘤として、陰部(いんぶ)静脈瘤というタイプがあります。
(女性に多く、ふとももの裏から膝の裏に続いていく静脈瘤が特徴的です。)
陰部静脈瘤は、一般に硬化療法が良く効くと言われているため、レーザー治療などを行う前に、硬化療法を行います。

下肢静脈瘤 硬化療法

①主に立った状態で、膨らんだ血管に針を刺します。

②硬化剤を泡立てフォーム状にします。

③硬化剤を注入します。

(3)レーザー手術

日本では、平成23年1月から下肢静脈瘤に対するレーザー治療(980 nm波長)を保険診療で行うことが認められました。
当クリニックでは、平成26年7月より、ELVeS 1470 nm波長レーザーに更新して治療を行っています。
980 nm波長レーザーに比べ、さらに術後の痛みや、内出血の程度が小さくなり、「からだに優しい治療」が実践できています。

下肢静脈瘤 ELVeS1470nm波長レーザー

(4)ストリッピング手術

下肢静脈瘤の中には、レーザー治療で行うと治療が不十分となってしまったり、逆に危険性が高くなってしまうタイプのものがあります。
そのような場合には、理由をご説明した上で、従来のストリッピング手術をおすすめすることがあります。